実績のある経営者が日本の課題に挑む全く新しい「実績重視」の提言トーク番組、ABEMA『For JAPAN シーズン3 #31』が11月21日に配信された。番組では「AI時代の働き方」について議論した。
株式会社ココエ 代表取締役社長 近藤恵子氏は「仕事がAIに代替されてきたため、アメリカではMBA(経営学修士)を取っても大学院を出ても新卒の就職が厳しくなってきている。そして、新卒の方や未経験の方が学ぶ機会もなくなり、成長する機会を奪っている」と懸念を示した。
これに政治団体「チームみらい」党首でAIエンジニアの安野貴博氏も「今はプログラミング教育で有名なスタンフォードを出てもプログラミングの職になかなかありつけない現状になりつつある。AIが生産性を上げているため、“ビッグ・テック(巨大なテクノロジー企業群)”でも『別に新しい人に雇わなくていいのでは』と考え始めている」と実情を語った。
Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏は「自分で体を酷使するためにあえてお金を払ってジムに行くように、AI時代は『お金を払ってでも働く』ことが“新しい喜び”になるかもしれない。既に『働く時間・量も減らせばいい』という話ではなくなってきている」と分析した。


