黒柳徹子から「いじめられたりしなかった?」と尋ねられると、森崎は「ありましたよ」と正直に答え、「今思うと結構しんどかった」と当時の心境を明かした。来日当初は、誰も友達になってくれる人がいなかったという。

 だが、森崎は「本当に今思うと人に恵まれた」といい、約1年が経つと、以前彼をいじめていた主犯格の男の子が、最終的には彼を助けてくれる側に回ったという。

 また、困難な学校生活の中で森崎を支えたのは、スポーツ音楽だった。ミャンマーでサッカーをしていた経験から、日本に来てサッカークラブに入ったことで、スポーツが人との繋がりを繋いでくれたという。さらに、音楽の授業で初めて触れたリコーダーに夢中になり、家に帰って集中して練習することで、「辛い思いを紛らわしてたのかな」と当時を回顧した。

(『徹子の部屋』より)