警笛を鳴らすことができ、放送設備も完璧。車掌気分を味わえ、子どもにも大人気だ。しかし、なぜクラウドファンディングをしてまで電車を購入したのか。
諏訪氏は「精神科病院って近隣の皆様から、ちょっと距離を置きたい存在と思われていたのが実際のところ」と述べ、地域との距離を縮める方法を模索していたところに東急の電車販売が目に飛び込んできたという。
「電車=子ども向けじゃないのかなと思ったら、実は80代のような年齢の方も目をキラキラさせて。電車ってそういう特別な存在なんだなと(思った)」(諏訪氏、以下同)
現在は、高齢者の予防リハビリや地域のお祭りなどにも活用され、地域住民の交流の場になっているという。
「精神科病院のイメージを覆すのは非常に難しいなと実感しているが、ただ効果は感じている。共存しているのが当たり前という状態に持っていきたいので、イメージ通りに変わってきている」
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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