【スーパーフォーミュラ】第12戦(決勝・11月23日/鈴鹿サーキット)
今シーズンのルーキーオブザイヤーに輝いたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)。シーズンセミファイナルの第10戦で自身初優勝を飾り、最終戦では見事なオーバーテイクを決めるなど素晴らしい走りを見せた。
15周目、セーフティカー(SC)が終了すると、各ドライバーはタイヤを温め直すためにマシンを左右に振るウィービングをしながらの再スタートとなった。しかし、その隙を突いたのがフラガだ。フラガは、再スタートしたホームストレートでウィービングしていた4番手の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の背後にピタリと付け、エンジン出力を上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使い、1コーナーで見事な大外刈りのオーバーテイクを決めた。
フラガは、元々ドライビング&カーライフシミュレーター「グランツーリスモ」の世界チャンピオンであり、eスポーツの世界からスーパーフォーミュラのドライバーへ転身するという夢を叶えた選手だ。eスポーツの世界で誰にも負けないくらいサーキットを走ってきた経験の蓄積が実際のレースにも活きているという。
解説の中山雄一も「すごいなぁ。これはちょっと予想してなかったですね」とフラガのオーバーテイクを絶賛。視聴者も「ズバッと外からフラガ!」「イゴール速すぎた」「フラガ調子いいね」とコメントで盛り上がっていた。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)
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