【ブンデスリーガ】フライブルク 4-0 マインツ(日本時間12月1日/オイローパ・パルク・シュタディオン)
マインツに所属するMF川﨑颯太が“奇跡の1ミリ”を披露。ゴールライン上ギリギリでボールをかき出すスーパーブロックにファンたちが歓喜している。
今夏の移籍市場で京都サンガF.C.からマインツにレンタル移籍で加入した川﨑。日本時間12月1日に行われたブンデスリーガ第12節のフライブルク戦では、リーグ戦初となる先発出場を果たした。右のウイングバックに入り、ボランチのMF佐野海舟と揃ってプレー。パリオリンピックで日本代表として共に戦ったフライブルクの鈴木唯人との日本人対決に臨んでいる。
試合はマインツがMFパウル・ネーベルの退場も響いて3失点。すると72分には、カウンターのピンチを迎える。右サイドでボールを持ったFWヴィンチェンツォ・グリフォに対して、川﨑が早めに距離をつめる。しかしアーリークロスでこの局面を一気に突破され、MFヤン・ニクラス・ベステがボックス内からループシュートを狙った。
飛び出したGKラッセ・フィン・リースの頭上を超えるシュートだったが、無人のゴールに戻ってきたのは川﨑。フルスプリントでボックス内に帰陣し、ループシュートに合わせてスライディングして右足でこのボールをかき出したのだ。こぼれ球を拾われて入ってきたクロスボールも川﨑が体に当てて処理。ここでようやくプレーが切れると、MFレナード・マロニーがタッチとガッツポーズを見せて川﨑を称えている。
ABEMAで解説を務めた安田理大氏は「ゴールカバーとブロック。素晴らしいですよ」と称賛。さらにCG映像が流れた際には「よく戻りましたよ。入ってないっすよ! うわ!川崎の1ミリじゃないっすか」と驚きを持って伝えた。このプレーにABEMAのコメント欄やSNSのファンたちも「よく頑張った」「川﨑よくカバー入ったな」「あのプレー難しいんだよな」「スーパーブロックきた!」「ナイスランよ」「世界のkawasaki」「ギリ残ってたか!」「ちゃんとタイミング合わせてカバーに入ってるもんな」「今日一のスーパープレー」など大興奮となっている。
このプレーで勢いに乗りたいマインツだったが、試合終盤にも失点を重ねて0ー4で敗戦。しかし川﨑は佐野とともに初となるフル出場を果たしている。(ABEMA/ブンデスリーガ)


