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 なぜ日本でキッチンカーを始めたのか。元々、ウフェ・ボワニコートジボワール初代大統領の専属シェフを務めていたエミールさんは、大統領が変わったことをきっかけに20年前に来日したのだという。

 すでに驚くべき経歴が判明したものの、エミールさんはさらに「お父さんが王様」であると告白。「ということは王子様?」と確認する小杉は、「交代して今は私が王様」という答えに、「ちょっと待ってくれ、王様さん!?」と目を見開いた。

 ブルキナファソに60ある民族の中でも最大の民族である「モシ」の王様の1人であるエミールさん。母国では、国民が王様と話すためには事前手続きかつ距離を取って話す必要があるが、日本では「みんな知らないから隠して何でもできる」と、身分をひけらかさず気楽にキッチンカーを営んでいるのだ。小杉は「リアル『星の王子 ニューヨークへ行く』やん」「スーパーVIPやん」と驚いた。

 しかし、王様が民族を放ったらかして日本でキッチンカーをやっていていいのか。エミールさんの「キッチンカーのお金を貯めて、学校は2校作った」との説明に、小杉は「支持率何%やねん」と民族思いの行動に感動した。

 また、VTRをスタジオで見ていた有吉弘行も「ああいう話って大体嘘じゃん?本当なんかい!って」とツッコミを入れていた。(『マツコ&有吉 かりそめ天国』より)

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