ABEMA的ニュースショーが町役場に問い合わせると、ある事実が判明した。SNSのグループチャット内で当該の画像が投稿され、本物と信じたグループの1人が会社の上司に報告し、その上司が町役場にメールで通報した。その後、町が注意喚起を行っているのを知ったフェイク画像を作った人物が交番に現れ、事情を説明したのだという。

 町が画像を本物と信じたのには、背景となる事情があった。女川町役場担当者は「この通報の前の週、クマらしきものがいると町に問い合わせがありました。今までの女川町にはクマの目撃情報はなかったため、我々もクマには敏感になっていて、報告を受けてすぐに注意喚起を行ったのです」と当時の状況を語った。

 警察は、生成AIで画像を作成した行為が偽計業務妨害にあたるか慎重に調べている。

 この行為は偽計業務妨害にあたるのか。清原博弁護士は「最初からフェイク画像だとわかっていて町の業務を妨げることを目的に送っていたら偽計業務妨害だと思うが、今回はどうやら違うようなので、犯罪の故意がないような事案のようなので、ここは『慎重に』ということなのだろう」と見解を示した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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