働く女性のリアルな声「息もできない…」

ワークライフバランス
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 会社の仕事と家庭内での仕事をこなす女性たち。ワークライフバランスは保たれているのか。街の女性に聞いた。

「年齢もあり、体調も健康が資本だと思うので、見直していこうと思っています。バランスは7:3くらいに。現在はオーバー(10:0)しています」(クリエイティブ系 50代)

「正社員ではあるが、17時までの勤務で、大体家に帰るのが18時過ぎ。時短勤務ができるのが、子どもが小学6年生までという会社の決まりがある。そのため、小学校を卒業した後の働き方がものすごく不安。子どもが中学生になったから夜まで働けるよねというのは、無理だと思う。飲食業で夜中まで仕事はあるので、働き方をどうしようかと悩んでいるところ」(飲食業(時短勤務)30代)

「忙しくて息もできないことが数ヶ月前まであった。仕事と生活の両立で重要なことは、社会が変わること、勤め先が変わることが一番大切」(会社員 50代)

 こうした街の声を受けて、黒岩氏は以下のように述べた。

「子育てしている方や、専業主婦の方は休み=ライフがない。家庭内での仕事はワークかライフかと言われると、ワークだと思う。(働く女性も)家の外での仕事と家の中での仕事のバランスを取りましょうと言われるなら分かるが、ワークかライフかとなると…」と違和感について言及。さらに、「ワークライフバランスを考えた時に、人生の中でのワークライフバランスはすごく大事だと思っていて、例えば、今は仕事に集中したい期間、今は子育てに集中したい期間など、今自分がどのようなバランスで働きたいのか、会社の都合や社会の圧力ではなく、自分のバランスを自分で選べる社会になってほしい」(黒岩氏)

Z世代が望む“ワークライフバランス”
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