Z世代が望む“ワークライフバランス”
ワークライフバランスについてZ世代はどう考えているのか。ヒューマンホールディングスが行った調査では、「ワークライフバランスを保ちながら働く」ことを希望する人が、18.1%。「多少プライベートを犠牲にしても目標・目的のために働く」ことを希望する人が、2.4%という結果となったという。
これに対し黒岩氏は「2.4パーセントしかいないから皆がゆとりある働き方にしましょうというのは違うと思っていて、それぞれが選択できることが大事。ただ、Z世代の方の悲鳴、例えば先輩たちが働いている中で『帰ります』と言えないこともリアルにあるだろう。彼らが働きやすい環境を上の世代が考えて作っていかなければいけない」と私見を述べた。
がむしゃらに働く高市総理と、ワークライフバランスを保ちながら働くことを望むZ世代の考えは異なっている。大石記者は「この考えは一致していなくていいと思う。総理自身も長時間労働を美徳にするような意図はないと言っていたが、猛烈な労働を若者に押し付けようとしているわけでは決してない。今、ワークライフバランスを重視したいと回答しているZ世代の人たちも、5年後、10年後はどう思っているかわからない。その時々で大事にしているものを大事にした生き方を皆が尊重できるような仕組みが会社にあるといいと思う」と自身の考えを述べた。(『わたしとニュース』より)
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