山田吉彦議員
【映像】中国が妨害?自衛隊が守る?小泉大臣の答えは
この記事の写真をみる(2枚)

 4日の参議院外交防衛委員会で、南鳥島沖でのレアアース試掘調査で安全確保のため自衛隊がどう活動するかについて質疑が行われた。

【映像】中国が妨害?自衛隊が守る?小泉大臣の答えは

 国民民主党の山田吉彦議員は「2026年1月から南鳥島沖海域でレアアースの試掘調査を実施する計画があると聞いている。2027年には1日あたり350トンのレアアースを含む泥を回収し、本土で分離精製する実験を続けると聞いている。日本の未来に向け画期的であり夢のある計画だ。しかし今年6月にはこの周辺海域、中国空母『遼寧』が我が国EEZ内に侵入、通過する事案がおきている。日本のEEZ内での資源開発を行う際、中国が何らかの妨害などを実施する可能性は考えられないか?日本の海底資源の価値は500兆円とも言われている。日本の海底資源開発にかかわる活動のとき、その安全確保についてどのように自衛隊、防衛省は活動できるのかお伺いしたい」と質問。

 小泉進次郎防衛大臣は「大事なことだと思っています。我が国の海洋調査等の関係者の皆さんが安心して資源調査が実施できるようにする、これは重要なことです。自衛隊は我が国周辺海域において平素からその能力を生かして関係機関と緊密に連携している。例えば警戒監視、情報収集を通じて得られた情報を海上保安庁を含む関係機関に適時適切に提供している。本年6月にいま山田先生が言及されたように、中国海軍の空母2隻が同時期に太平洋上で活動した際も、自衛隊はしっかり警戒監視等を実施していました。防衛省、自衛隊としては関係省庁と連携の上で引き続き警戒監視等に万全を期してまいります」と答えた。

 山田議員は「ぜひ海底資源開発、重要なことだと思っています。海上保安庁、いま尖閣警備かなり力を割いています。この広大な日本の海域、世界6位ともいわれる広大な海域を守るためには綿密に防衛省、海上保安庁、連携が必要だ。つつがなく、日本の未来のために活動していただけたらと願っている」と述べた。(『ABEMA NEWS』より)

この記事の画像一覧

 

この記事の写真をみる(2枚)