多くの人が抱く「専門性やスキルがあれば安心」といったイメージ。しかし、転職や再就職の現場では、そうした専門性やスキルが指すものが変化しつつあるという。
「課題を改善する仕事が得意な方はたくさんいると思うが、(これからは)例えば、どんな社会課題があるのか、どんな地域課題があるのかをまず発見して、その課題解決に向けてどういう製品・サービスを自分がいる職場で作り上げていったらいいか、そういう発想ができる方が求められていると思う」(小島氏、以下同)
今、企業が中高年人材に求めているのは、すでにある課題を解決できる能力だけではなく、課題を見つけ、解決に導く発想力だという。そうした人材像から考えたときに、ゼネラリストは専門性やスキルに乏しいのだろうか。
自分は何が得意なのかの自己理解が進んでいない
