——やはり十亀を演じる上で、組織のナンバー2であることは重要なポイントでしたか?
濱尾:二番手の苦悩みたいなものをしっかり演じたかったですし、人間味を出せるように、そこはすごく意識して原作も読んでいました。
——十亀役は萩原監督からのオファーだったとお聞きしました。
濱尾:萩原監督とは以前『ブルーピリオド』という作品でご一緒させていただいたのですが、その時は本当に少しだけの出演だったんです。それでも萩原監督から「ぜひご一緒したいと思うから出てほしい」とおっしゃっていただいて。
本作では主人公のライバル的なポジションの役でオファーをいただいたのですが、まだまだ未熟な僕を起用してくださった監督の期待に応えられればと思い、精進しました。
——物語上、非常に重要な役だと思いますが、役作りにおいて意識されたのはどんなところでしょうか?
濱尾:原作の漫画もアニメ版も非常に人気で、ファンの方も多い作品なので、まず話し方や外見など外側から入ることが大事だと思いました。髪の毛や衣装はもちろんのこと、十亀の体が大きくて顔がシュッとしているというビジュアルも、しっかりやらなきゃいけないと思っていて。
もともと体は大きかったので、その大きさを活かしつつ顔を小さくしていきました。そこから下駄で歩く練習もして、外側のことをしっかり埋めていってから最後に、きちんと1人の人間として(十亀を)成立させられるようにアプローチしていきました。
——原作のキャラクターを再現しつつ演じるという点は、普段の役作りとは異なるものなのでしょうか?
濱尾:いつもは(演じる人物が)人間としてこうだからという場所からアウトプットしていくのですが、(今回は外側から作るという)逆を追っていくということで、自分の中で辻褄が合うようにしていました。いつもとはちょっと違うやり方ではありますが、とにかく原作へのリスペクトを持って演じました。
「とても自然に十亀と桜になれた」アニメ『ウィンドブレイカー』1・2期放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | サクラとフウリン | 桜の大立ち回り |
| 2 | 憧れのヒーロー | 意外とお茶目な蘇枋 |
| 3 | 頂に⽴つ男 | 獅子頭連との悶着! |
| 4 | 衝突 | 蘇枋の煽り力の高さ |
| 5 | 優しい男 | 「大人の階段のぼろうか」 |
| 6 | その背中を追って | 柊と佐狐の思い出 |
| 7 | 負けられない戦い | ありし日の兎耳山と十亀 |
| 8 | 思いを継いで | 吹っ切れた十亀 |
| 9 | 梅宮の流儀 | 器を見せた頭突き |
| 10 | 対話 | 梅宮、「対話」を語る |
| 11 | 新たな級友【とも】 | 桐生&柘浦が大暴れ! |
| 12 | 頼られる者 | 桜、名前を呼ぶ |
| 13 | 友のため | 杏西のため動き出す1-1 |
| 14 | 怒り | 梶の一喝 |
| 15 | 決着 | 2年級長の貫禄 |
| 16 | Re:start | 「好きだからだよ」 |
| 17 | 先輩の教え | 動転梶の全力パンチ |
| 18 | 居場所 | 納豆拒否蘇枋 |
| 19 | 密かな想い | 恋愛センサー大活躍 |
| 20 | 宵の街 | 空から降ってきた美女 |
| 21 | 共同戦線 | GRAVEL登場 |
| 22 | Shall We Dance? | オトメ強い椿野 |
| 23 | 救いの手 | 椿野、「対話」を実践 |
| 24 | 嵐のあと | 棪堂が見せた力の片鱗 |
| 25 | 誰が為の強さ | 棪堂よりも強い男 |







