高校生の扶養控除縮小は決定していないが、小野寺氏の投稿の通り、現在は協議中だ。様々な情報が飛び交う時代、より建設的に議論するにはどうすればよいのか。

 弁護士の三輪記子氏は、今回の騒動について「高市総理の投稿をしっかり読むと、報道機関によるデマという評価は出てこないと思う。もう1つは、政治家の発言を100パーセント信じるという態度はあまり良くない。なぜなら政治家、特に総理大臣ともなると情報源そのもの。情報源を握っている人が高らかに言うことをそのまま信じてはいけないというのがリテラシーとして必要だと思う」とコメント。

「(報道を)よく読むと、協議中というのは本当のこと。決定した事実はないと言っているわけだから、その報道がデマだというのはちょっと行き過ぎで飛躍。強い言葉に流されないようにしなければいけない時代に私たちは生きていると改めて思った」(三輪氏、以下同)

「信用性を見極めていかなければいけない」
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