日本将棋連盟は規定の見直しについて「現在、制度設計及び規定の明文化を目指し、専門家の意見や女流棋士の声、競技運営の観点を総合的に踏まえながら検討を進めているところでございます」と回答している。
また、会見では新たに導入された「産前6週、産後8週は対局者を変更する」という規定の課題も指摘された。年間のスケジュール上、妊娠すれば出場できないタイトル戦が出てきてしまうという。
福間女流6冠は「タイトル戦に出られず、事実上『不戦敗』になる。第2子を持つことが『不利』だと絶望的になった。現状の規定では、複数のタイトルを獲得しても、タイトルか出産か、どちらか一方を諦めなくてはいけない」「妊娠出産は私だけではなく女流棋士全員に起こりうること。多くの方に関心を持っていただき、妊娠出産に関する規定のあり方についての議論が活発化することを切に希望している」と語っている。
声をあげた福間香奈6冠にSHELLYがエール
