思い出カメラ
【映像】“思い出カメラ”で撮影した風景(実際の映像)
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 いま、SNS上で860万回以上閲覧されている“レンズがないカメラ”が注目を集めている。    

【映像】“思い出カメラ”で撮影した風景(実際の映像)

 発明した堀洋祐さんに聞いてみると「これは『思い出カメラ』というもの」として「撮影したい風景の前に立ってカシャって撮影すると、普通のカメラは今この瞬間が撮影できるが、このカメラで撮れるのは“過去の写真”。この場所からかつて見えた写真が撮れるというコンセプトで作ったもの」と語る。

 思い出カメラで景色を撮影すると、ひと昔前の光景が撮れる。実はカメラには位置情報のセンサーが内蔵されており、シャッターを切るとGoogleストリートビューのサービスに自動アクセスされ、その角度、その画角から撮れるであろう過去の風景を見つけてくれるというものだ。

 なぜこのようなカメラを作ったのか。堀さんは「子供の頃、実家を取り壊すことになった。もう実家自体はなくなってしまったけど、もう一回実家の前に立って、カシャって写真を撮ったら、昔の写真が撮れるカメラみたいなものが作れないかなと思って」と説明した。

 商品化も考えたが、現状はシャッターを切る度にグーグルから課金されている状態なのでまだ実現は難しいという。

「みちびきライト」や「ミエナイトデンワ」の開発も
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