青森東方沖で再び震度4 津波観測も 損傷みつかった鉄塔 損傷は?
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 青森県東方沖で再び震度4の地震が発生し、北海道と青森で津波が観測されました。

【画像】取材中に地震発生 岩手・盛岡市

津波を観測 取材中に“横揺れ”

岩手大学 農学部
山内貴義准教授

「今揺れていますね」

 岩手県盛岡市の岩手大学・山内准教授へのインタビュー中、地震が発生します。

スタッフ
「身の安全を最優先に、退出してもらって大丈夫です」

取材中に地震発生
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山内准教授
「けっこう強い。だいぶ揺れている。横揺れですね。激しい横揺れ」

 学生の様子を見に行った後も、部屋の椅子がまだ揺れています。1分以上経ち、ようやく収まります。

「横揺れでした。結構強い。1分強くらい揺れていた」

 「後発地震注意情報」が発表されている被災地に、再び地震が発生しました。

青森・八戸支社
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「来るぞ、来た。かなり激しいよ」

 青森・八戸支社の映像。看板が大きく横に揺れています。

 前回を思い起こさせる、長く続く横揺れ。

マグニチュードは6.9と推定
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 12日午前11時44分、青森県八戸市などで最大震度4の地震が発生しました。マグニチュードは6.9です。

 青森県平内町では81歳の女性が転倒し、病院に搬送されました。

 この影響で、津波注意報も発表されました。八戸港や北海道えりも町で20センチの津波を観測しています。

 震度4を観測した岩手。人々は素早く対応します。

素早く避難
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防災無線
「沿岸住民は直ちに高台に避難して下さい」

避難する人
「心臓がバクバク。前回の避難もあったので一層恐怖」

 午後2時過ぎ、津波注意報はすべて解除されました。

「後発地震ではない」今後は?

 気がかりなのは、倒壊の危険が指摘されている鉄塔です。地震発生時、カメラは八戸市内の鉄塔を映していました。

避難した近隣住民
「年末年始、年越すのも不安。地震の度に鉄塔のことを気にしないといけないのは不安」

70メートルの鉄塔
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 八戸市の中心部に位置する、NTT青森八戸ビルに建つ70メートルの鉄塔。倒壊の恐れがあるとして、48世帯に避難指示が出ています。

 避難指示区域外でカフェを営む人が、地震直後の鉄塔を撮影していました。

撮影した人
「店を構えているところが(鉄塔の)目の前。補修されていない状態でダメージは間違いなく蓄積されていくので、大きな地震がないことを祈ると同時に、少しでも早く補修が済んで早く通常運転に戻ってもらえればうれしい」

 NTT東日本は地震の影響を確認していますが、今のところ鉄塔に異常があるなどの報告はないということです。

 後発地震注意情報が発表される中、発生した今回の地震。ただ、気象庁は「後発地震」にはあたらないとしています。

気象庁の会見
「北海道・三陸沖後発地震注意情報をすでに発表していますが、この対象となる地震かというと、そうではないとなっている」

 これは一体何を意味するのでしょうか。

「余震と考えていい」
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東京科学大学(地震学研究室)
中島淳一教授
「現在想定している“後発地震”は、月曜(8日)に起こった地震より大きいものを想定しているので、今回の地震は“後発地震”にあたらない。今回の地震は前回(月曜)の余震と考えていい」
「最大震度4で大きな地震の部類には入るが、エネルギー的には月曜の地震に比べ1/30。今回の地震が起こったからといって領域の歪みが解消されることはない。この後も、地震が起こる可能性が高いと念頭に置きながら日常生活を」

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