国会は会期末を17日に控え、今年度補正予算案の審議が大詰めを迎えています。
高市総理は、「年収の壁」の見直しについて「どのような所得階層にどう控除を引き上げれば減税の恩恵が届くか、議論を深めている」と説明しました。
「働き控えをきちんと解消していくと、手取りを増やしていくと、方向性は一致しております」(高市総理大臣)
政府・自民党は、所得税がかかり始める「年収の壁」について、国民民主党の要望も踏まえ、最大178万円に引き上げる方針です。補正予算案は16日に成立する見通しです。
一方、自民と維新が「この国会での成立を目指す」と約束した議員定数削減法案を巡っては、審議入りの見通しすら立っていません。16日、高市総理と維新の吉村代表が直接会談し、落としどころを探る方針で、自民党内からは「選挙制度に関する協議会での結論を待つべき」との声も上がっています。
ただ、維新幹部は「協議会で結論が出るとは思えない」とこぼし、自民党に対する不信感が募っています。(ANNニュース)
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