【写真・画像】「性被害のことも言えなかった」家出同然で上京した元タレントを追い詰めた“根深い孤独” 「親はいつも姉の味方」 1枚目
【映像】大物俳優からの性加害シーン

 元タレント女性を襲う、芸能界のシビアな現実。柴咲コウ主演のABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』第5話では、芸能界を夢見た一人の少女が性被害に陥るイバラの道が明かされる。

【映像】大物俳優からの性加害シーン

 華々しい芸能界の、表には決して出ないリアルな裏側をテーマにした『スキャンダルイブ』。不可解なスキャンダルに揺れる新興芸能事務所VS週刊誌の熾烈な攻防を赤裸々に描く。

 大手芸能事務所KODAMAプロダクションによる告発握り潰しの真相を追う週刊誌記者の平田奏(川口春奈)に、妹の平田莉子(茅島みずき)はついに重い口を開く。KODAMAプロの看板俳優・麻生秀人(鈴木一真)から性被害を受けるまでの経緯と、姉・奏に抱いていた根深い葛藤を。

 莉子は小学校低学年の頃から、テレビの音楽番組を見てはアイドルに憧れるような少女だった。そんな莉子に対して母親は「邪魔しないで。お姉ちゃん明日テストなんだよ」とテレビを消してしまうなど、常に姉である奏を優先するかのような態度を取っていた。

 家族にとっては些細な事かもしれない。しかし莉子にとっては姉妹間の格差の積み重ねが疎外感を植え付け、誰かに認めてもらいたいという承認欲求の芽を育むことになる。

 高校生になった莉子は芸能事務所からスカウトされるのだが、両親は「バカなことを言うな」と猛反対。奏も「せめて大学に行ってからでも」と莉子の将来を考えて良かれと思ってアドバイスをするのだが、疎外感が肥大した莉子は素直に受け取ることが出来ず、家族全員から夢を否定されたと誤解。「私とお姉ちゃんは違う。私には私の生き方があるの!」と言い放ち、高校を中退して家出同然で上京する。

家族に認められたい…孤立した莉子に立ちはだかる厳しい現実