「家族に認めてもらいたい!」という強い想いで人生初の東京生活に突入した莉子は、築50年のボロアパートに暮らし、芸能界での成功という夢を叶えるため、アルバイトで生計を立ててレッスンに励む。だが練習生として所属した弱小事務所からはたびたびレッスン料の値上げを告げられ、経済的にも追い詰められていく。

 少しでもレッスンの時間を確保するため、夜のバイトも始めた。しかし何もかも上手くいかず孤独を深めて3年が経ち、最後の挑戦としてKODAMAプロダクションが開催するオーディションに参加する。必死に努力し、精一杯アピールするも結果は落選。その直後にオーディションが出来レースだったという衝撃的噂も耳にする。

 不幸は連鎖し、父親が死去。葬儀のために帰郷するのだが、家族に合わせる顔を持たないと思った莉子は葬儀の様子を遠くから眺めるしかなかった。そして誘われたKODAMAプロダクション看板俳優・麻生秀人主宰の業界飲み会。夢を掴むチャンスだと思って参加した莉子は、麻生から性被害を受けてしまう。

 家族にも相談できず、勇気を出して週刊誌に告発しても握り潰される。まさに孤立無念。根深い孤独に苛まれた莉子が再び立ち上がり訴えた声は、果たして世間に届くのだろうか?

 莉子の生い立ちや、憧れていた芸能界で待ち受けていた残酷な展開に視聴者からは「芸能界の闇すぎる」「可哀想…実際にありそう」「家の中に居場所無かったんだな」「あー、母ちゃんそれはダメだ」「リアルにこんな芸能系の卵の人は多いと思う…」などの声が上がっていた。