18日の衆議院法務委員会において、立憲民主党の米山隆一議員が鈴木隼人内閣府副大臣を追及した。
まず米山議員は「鈴木副大臣の答弁方針について確認させていただきたい。鈴木副大臣は11月26日の法務委員会での私の『外国人は雇えば雇うほど得になるという制度があるかどうか誰もお答えにならない。ちょうど外国人担当の副大臣がおられますので通告はないんですが、そういう制度があるのかないのかお答えください、ご存知のはずですよね?』という質問に対して『通告を私にいただいておりませんのでお答えすることはできません。委員会での答弁を充実するものにするために、通告先を含めて事前に通告いただくものと存じております』などという答弁を繰り返して、一切私の質問には答えませんでした」と振り返った。
その上で「一方、11月7日の予算委員会での自民党の平将明議員の高市総理大臣に対する質疑で『質問通告していないんですが』と前置きして、外国勢力の選挙介入についての所見を問い、高市総理は普通に答弁されております。そうしますと、鈴木副大臣の答弁は何ら決まったルールでもないし、逆にそれが決まったルールなら、平議員の質問がおかしい、もしくは高市総理大臣の答弁がおかしいってことになりますけれども、どちらなんですか? これは鈴木副大臣の単なる個人的ご意見だったということでよろしいですか?」と迫った。
これに鈴木副大臣は「先の法務委員会での私の答弁は、国会において充実した質疑を行うため、事前に通告いただいているという慣例について触れさせていただいたまででありまして、通告のない質問については一律にお答えをしない旨を述べたものではございません。事前にご通告いただくことで、事実関係の確認や根拠データの準備を行うことができ、充実した審議を行うことができるものと考えております。今後とも、いただいたご質問には丁寧に対応してまいりたいと存じます」と答えた。
米山議員は「今ほどご答弁いただいていましたので、それで結構です。でもね、またあえて一言だけ、やっぱり私、そういう性格なんで言わせていただきますけれども、それはね、私の質問は『外国人を雇えば雇うほど得になる制度があるかどうか、ちゃんと政府参考人が答えましたよね。だから、あなた、今明言できますよね?』と聞いただけなので、何の調査もいらないし、何の調整もいらない。『はい、そうです』と言えばよかったことなので、そういうことには今後はきちんとお答えください」と述べて次の質問に移った。
(ABEMA NEWS)
この記事の画像一覧
