
パソコンに内蔵されているメモリーと呼ばれる部品の値段が高騰しています。
【画像】2万円切って買えたメモリーが8万円超になったケースも
パソコン専門店で購入制限
客
「値段がアホみたいに上がってる。どうしたもんかな」
「何倍にも高くなっていて、手が届きにくくなっている」
パソコン販売の聖地・秋葉原。今年の師走の風は、特に冷たく感じられます。
店頭には「1日お一人様につき4枚まで」とメモリー製品の購入制限の貼り紙が貼ってあります。
このパソコン専門店では、買い占めや転売を防ぐため、メモリー製品の販売数を制限する事態に至っています。
容量が多ければ多いほどパソコンの処理スピードが上がり、性能に大きな影響を持つメモリー。今、急激に高騰しているのです。
ドスパラの運営会社 サードウェーブ
永井正樹社長
「3カ月前に比べ約3倍になった。急激に上がったのは、この1カ月。なるべく多くのお客様に利用してほしいので、購入制限をしている」
3カ月で3倍の値上げという異常事態。中には、5倍近く上昇したメモリーもあります。
価格を見て、あぜんとする客もいました。
「言葉が出なくなっちゃいました。現状を見て、納得して去ろうという感じ」
「PC買うなら今」メーカー呼びかけ
高騰の背景には、世界的なAIブームがあります。AIを動かすには、膨大な量の高性能メモリが必要です。
そのため、メモリメーカー各社は利益率の高いAI向けメモリーの生産を最優先し、一般向けメモリーの生産ラインを縮小。中には、完全撤退を発表したアメリカのメーカーもあります。
メモリーの高騰に伴い、完成品のパソコンも価格上昇が予想されます。
先週、日本のマウスコンピューターは異例とも言える購入呼びかけを行いました。
「悪いことは言いません、なるべくお早目の購入をオススメします!!本当に!!買うなら今です……!!」(10日投稿)
実際、来年1月以降、順次値上げをする予定であると16日に発表しています。
気になるのは、パソコンを買うタイミングです。
ドスパラ秋葉原本店
フロアマネージャー
登坂祐大さん
「今買っておかないと、あまりあおるのも良くないが、買いたいと今思っているのであれば買い時だと思う」
(「グッド!モーニング」2025年12月18日放送分より)
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