この信じがたいエピソードにスタジオが凍り付く中、近藤千尋が「友達にいる……」と、自身の身近にも同様の被害を受けている知人がいることを告白。モラハラが決して遠い世界の出来事ではなく、現代のママたちのすぐそばに潜んでいる現実が浮き彫りとなった。

 さらに林弁護士は、こうした夫の残酷な心理についても言及した。美容院代を削らせておきながら、妻が綺麗にしていなければ「なんでお前は綺麗にしないんだ」「女として見られない」とさらなる追い打ちをかけるという。これには滝沢眞規子も「何をしたら怒られるか分からなくなっちゃう」と絶句。出口のない地獄のような支配構造に、出演者一同は言葉を失っていた。

 家庭という閉鎖的な空間で、外見の自由まで奪われていく妻たちの苦悩。林弁護士は、こうした状況を「心の暴力」と定義し、まずは信頼できる第三者に相談すること、そして自分と子供を守るために客観的な証拠を残すことの重要性を説いた。