最近は、自分が演じた登場人物の絵などを描いていると言い、祖父の白鸚にプレゼントするために描いた『ラ・マンチャの男』や『車引』松王丸を演じた自身の自画像などを披露。
松王丸を演じた自分の写真を見ながら描いたという自画像に黒柳は「すごい!お上手ね」と絶賛。すると染五郎は「やっぱり絵で残すってなると、その時の自分の役への考え方とか、向き合い方とか、そういうものまで一緒に残るような気がして、いつも毎回自分がやった役は描くようにしています」と写真や映像ではなく、絵を描いて残しておく理由を説明した。
そして幼い頃は「一時期化粧が嫌いになった」としつつも「でも基本的に自分の憧れてる役の化粧をしたりとか、そういうのがとても好きで。父に半分(顔を)描いてもらって、それを真似しながらもう片方を描くみたいなことをして遊んでた時期もありましたね」と懐かしむ。
黒柳も「そういうのって役に立ちますよね。普通の人には絶対ない状況ですもんね」と歌舞伎界のプリンスならではのエピソードに深く納得している様子だった。
(『徹子の部屋』より)

