吉永小百合
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 当時を振り返って吉永は「もう色々面白いお話をしてくださいまして。もう笑ってばっかりいましたけども、そういうところで多分リフレッシュして、仕事中はストイックになさってるんだと思いますね」と推し量った。

 『動乱』の現場では「皆さんがもう本当にプロ中のプロみたいな形で作品に携わってらしたんです。だから、これが本当の映画作りなんだって。私ももう1回この映画の世界で、こういう形で他の仕事を入れない、もうそれだけで1年過ごすような形でやりたいと思って」とこの作品を通じて映画との向き合い方が変わったと話す。

「それから、独立したっていうと変なんですけど、1人でマネージャーとかは置かないで、自分でこれをやりたい、これはできますというようなことを、イエス、ノーはっきり言って、そして仕事に向かうという形にしたんです」と高倉健との出会いがその後の俳優人生を大きく変えるきっかけになったことを明かした。
(『徹子の部屋』より)

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