結果として生まれたのが、海面から顔だけを出したゴッグとズゴック。作画負担を抑えながら、情報量と説得力を両立させる。合理的でありながら、どこかユーモアも感じさせる演出だった。
しかも、この2機は単なる“お約束枠”では終わらない。エルメス回収という重要な任務を担い、物語上もしっかり意味を持っている点が印象的だ。短い出番でも、役割は明確。その存在感は十分だった。
設定がどれだけ複雑になっても、変わらないものがある。その象徴として現れたのが、ジオン水泳部だったのかもしれない。第9話は、情報の洪水の中に、そんな小さな安心感をそっと差し込んだ回でもあった。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハが、少女ニャアンとの出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて25年1月に公開された劇場先行版は、興行収入が約34億円という大ヒットを記録。25年6月には全国368館で再上映されたほか、北米最大のアニメイベント「Anime Expo 2025」で特別イベントが実施されるなど、国内外で人気を博した。
(C)創通・サンライズ






