12月30日の放送回では、モデル、タレント、俳優など幅広く活動し、4児の父としてベストファーザー賞も受賞しているユージが登場。「母親とのしくじりまくり親子関係を激白SP」と題し、母親とのしくじりまくった壮絶な過去をテレビ初告白。授業には、担任のオードリー・若林正恭、レギュラー生徒のハライチ・澤部佑、平成ノブシコブシ・吉村崇、そのほか生徒として伊集院光、高橋真麻、ひまひまが参加した。
俳優であるアメリカ人の父親とモデルをしていた日本人の母親との間に生まれたユージ。アメリカで誕生したが、5歳のときに両親が離婚。母親と二人で日本に引っ越し、極貧生活がスタートした。日本語が話せないことで小学生のときには壮絶ないじめを受け、中学生になると自分を守るためにヤンキーになった。非行・喧嘩を繰り返し、なんと中2で退学処分に。その後、中学を転校し高校に入学するも、ユージの非行はさらに悪化した。
愛想をつかした母親は家を出て行ってしまい、音信不通に。その後のある日のこと、衝撃の事件が起きた。ユージが自宅で眠っていると、体に重さを感じたという。目を覚ますと母親がユージに馬乗りになって涙を流しながら「お前を殺して私も死ぬ」と言い、包丁を突き付けてきたという。ユージは包丁を振り払い警察に通報。2人は警察署で取り調べを受け、ユージは母親と2年間、接見禁止になったという。
その後、ユージが一人で自宅にいると突然、インターホンが鳴った。ドアを開けると、そこには面識のない中年女性が立っており、霊能師だと自己紹介したという。霊能師は「あなた最近、イヤな目にあっているでしょ」と知るはずのないユージの近況を話しだし、ユージが内に秘めていた感情をズバズバと当てていったという。その結果、ユージは「この霊能師はスゴイ。本物だ!」と心を奪われてしまったそうだ。正直、これからどうすればいいのかと悩んでいたユージは、霊能師に相談を持ち掛けた。すると「アメリカに行きなさい」と言われ、アメリカ行きのチケットを渡された。
期間は3カ月。ユージは彼女の言う通り、アメリカへ飛んだ。LAの空港に到着すると、15年間会っていなかった父親がユージを待っていたという。父親から「うちに泊まれよ」と言われ、父親と2人の生活が始まった。
ある日、父親とジムに行った際にパスポートを盗まれてしまうという事件に見舞われたユージは、アメリカ滞在を1年間に延長することに。ハリウッド俳優だった父親は、1年間仕事を休んで毎日ユージのために時間を使い、向き合ってくれたそうだ。喧嘩もして、一緒に大笑いすることもある1年間を過ごしたユージは「僕には母親以外にも家族がいると気づき、涙が止まらなかった」と明かした。
アメリカから帰るときには、実は霊能師も父親も、すべて仕込んでくれていたのは母親だったことを父から告げられた。そのころ、ユージの心はヤンキーからすっかり離れており、「お母さんに今までのことを謝りたい」と心底思ったという。すぐに母親に電話をかけ「今まで迷惑をかけてごめんなさい」と謝罪すると、母親は明るいトーンで「全然いいよ~」と言ってくれた。その声は、まるで昨日ささいな喧嘩をしただけの仲のいい母親のような雰囲気だったとユージは振り返った。その明るい声に「僕が大好きだったころのお母さんだ」と感じたそう。
謝った後に「地元には帰らない」と伝えると、母親は「じゃあ、うちにくれば? あんたの部屋あるよ」と言ってくれたという。母親は、実はユージの部屋をずっと用意して待ってくれていたのだ。ユージは号泣しながら「お母さん、ありがとう」と心の底から感謝の言葉を伝えたことを告白している。
この記事の画像一覧


