
賞味期限が近くなった商品が、場合によって最大無料になるサービスの利用者が急増しています。どんな仕組みなのでしょうか。
賞味期限が1年以上先の商品も
東京・世田谷区に住む男性。去年から、よく利用しているサービスがあると言います。
トクポチ利用者
「食べたことない商品がほとんどなので、安くなっているから試してみようかなという感じで、買っていることが多い」
出てきたのは、パスタソースやレトルトカレー、カップ麺に調味料など、15品目合わせて30個以上。定価だと1万円ほどになるといいますが…。
「たぶん5000円くらいだった。40%OFF、50%OFF、60%OFFになっているので」
男性が利用しているのは「トクポチ」という通販サイト。年会費の3960円を支払うと、賞味期限が近い商品をお得に購入することができます。
レトルトカレーは、一般的な店では213円のところ、40%オフの128円。(賞味期限:2027年6月)
紅茶は448円がトクポチでは60%オフの179円です。(賞味期限:2027年3月)
さらにお菓子は486円がなんと80%オフの97円に。(賞味期限:2026年1月)
中には賞味期限が1年以上先のものもあります。
「日本からフードロスがなくなれば」
それでも安く買える理由について、「トクポチ」がじろう社長はこのように話します。
「『3分の1ルール』というのががある。(賞味期限) 3分の1が過ぎただけで売れなくなってしまった商品が存在する。そういったものを我々が格安で仕入れて販売している」
食品業界の「3分の1ルール」とは、賞味期限までを3等分し、最初の3分の1までに納品するというもの。期限内に納品できない場合は行き場がなくなり、廃棄される可能性が高まります。
トクポチでは、そのような商品をメーカーから買い取り、定価の40%以上オフで販売。賞味期限が迫っている場合には無料になることも…。
トクポチ利用者
「送料がこっち(利用者)負担なので、詰め込めるだけ買っていますね。知らなかった商品を発掘できるのは、かなり魅力的ですね」
長引く物価高のため、ここ数年は毎年3倍のペースで、会員が増え続けていると言います。
がじろう社長
「お得だからとか、見たことない(商品)だから、買い物が楽しいからみたいな形でうちと関わってもらって、その延長線上で日本からフードロスがなくなればなと」
(「グッド!モーニング」2025年12月29日放送分より)
(「グッド!モーニング」2025年12月29日放送分より)
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