「唾液を出しやすくすることが重要」

窒息の予防・対処の心得
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 窒息の予防法にはどのようなものがあるのだろうか?

 前田氏は「唾液を出しやすくすることが重要」と話す。

「食事前に少し水分をとってほしい。年齢とともに喉の渇きに気づきにくくもなるので、定期的に少しでも水分をとることが重要。特に冬場になると喉の渇きがわかりにくくなる」

 さらに食事については「高齢者に限らず、肉なども小さく切って食べることが大事。詰まりやすいキノコ類も小さく刻んだり、トロミなどをつけて食べることが有効だ」とした。

 さらに前田氏は「姿勢」も重要だと指摘する。

「しっかり両足踵を床につけて食事することが大事。足が宙ぶらりんに浮いたような姿勢はおすすめできない。とはいえ、こたつ机で食事をする家もあり、住宅環境はそれぞれ異なるため、整えることは難しいこともあるが、窒息事故を予防するためには工夫していただくことは重要になってくる」

ABEMA/ニュース企画)
 

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