下半期で印象に残っている作品として挙げたのは『薫る花はと咲く』。「結構苦戦しました。母は待つものだと学んだ作品です。私はせっかちなので待つという感覚への理解が及ばず、なぜこの心境になるのか、誰にとって良い母なのかをずっと考えていました」と明かした。その後、別の現場で音響監督に相談したところ、「もっとエンタメでいい。そんなに重く考えなくていい」と言われ、吹っ切れたという。メインキャストが若手中心だったことも刺激になり、「それも楽しかった」と語った。

 また、久しぶりに内山昂輝と再会した際には「関係性がリセットされていて、他人みたいな対応をされてムカつきました(笑)」と語り、笑いを誘う場面も。そのほか、日笠が代表を務める声優事務所・i.nariが1周年を迎え、事務所メンバーでバーベキューを行った際の「役者同士で集まる機会が少ないので、最近どう?と話を聞けたのが新鮮だった」との裏話も披露された。

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 来年デビュー20周年を迎える日笠は、今後挑戦したいキャラクターについても言及。「もともと男の子役を演じたいと思って声優になり、ありがたいことに多くの機会をいただきました。次の目標は相棒役。主人公の小さな肩周りにいるような相棒を演じてみたい」と語った。

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