きのうから始まった中国軍による台湾を包囲する形の大規模な軍事演習により台湾の市民生活にも影響が出ています。
中国国防省によりますと、2日目の演習は台湾の北と南の海域で、島を挟む形で行われています。
今回の演習の狙いの1つが、台湾の補給線を断つことです。中国軍も動画やポスターを使って、その狙いをアピールしています。
また、軍と同時に、中国海警も、台湾を取り囲む形で、パトロールを実施しました。実際の封鎖の際には海警が大きな役割を担うとみられています。
更に、きのうには台北にある超高層ビルを、中国軍のドローンが撮影したとする動画を公開しています。
台湾メディアは、演習による航空便などの遅れなどで10万人に影響が出ると予想しています。今回の演習には、台湾の政権や住民に対して、強い圧力をかける狙いもあるとみられます。(ANNニュース)
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