【写真・画像】ハンバート ハンバートのメンバープロフィールを紹介 グループ名の由来、代表曲も 1枚目
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 1998年に結成され、これまで数々のヒット曲を生み出してきた男女デュオ「ハンバート ハンバート」。2025年のNHK紅白歌合戦に初出場が決まり、再び注目が集まっている2人のプロフィールや代表曲について紹介していきます。

目次

  • ハンバート ハンバートとは?
  • グループ名の由来
  • ハンバート ハンバートのメンバープロフィール
  • 佐藤 良成(さとう りょうせい)
  • 佐野 遊穂(さの ゆうほ)
  • ハンバート ハンバートの主なリリース曲
  • ハンバート ハンバートの公式SNSなど

ハンバート ハンバートとは?

 1998年に、佐藤良成さんと佐野遊穂さんによって結成された男女デュオが「ハンバート ハンバート」です。大学時代に佐藤さんが佐野さんを誘ったことで活動を開始しました。2001年にCDデビューを果たして以降、フォークやカントリー、アイリッシュなど多彩なルーツを持つ温かなサウンドと、毒やユーモアを孕んだ独特の歌詞世界で、世代を問わず多くのファンに愛され続けています。

 彼らの名前が全国に広まる大きな転機となったのは、2005年のシングル「おなじ話」でした。各地のFM局でパワープレイに選ばれ、現在もなお「エヴァーグリーンな名曲」として、多くのアーティストにカバーされています。その後も、サントリー「アセロラ体操のうた」や、アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』のエンディングテーマ、さらにはドラマ『僕の姉ちゃん』の主題歌など、多くの楽曲がテレビ、映画、CMに起用されました。

 活動25周年を超えた現在、その活躍の場はさらに広がっています。2024年には、彼らの楽曲をモチーフにした映画『ぼくのお日さま』が公開され、大きな話題に。そして2025年、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の主題歌として書き下ろした新曲「笑ったり転んだり」が国民的な反響を呼び、同年大晦日の『第76回NHK紅白歌合戦』への初出場も決定しました。結成から四半世紀を経て、お茶の間でも広く親しまれる存在として、さらなる飛躍を遂げています。

グループ名の由来

 フレンチ・ポップのようなおしゃれなバンドに憧れていたボーカルの佐藤良成によって、ロシアの小説家ナボコフの作品『ロリータ』に登場する「ハンバート・ハンバート」という人物からとって名付けられました。

ハンバート ハンバートのメンバープロフィール

 ここからは、ハンバート ハンバートのメンバー2人のプロフィールを紹介します。

佐藤 良成(さとう りょうせい)

 
  • 担当: ボーカル、ギター、フィドル(バイオリン)、ピアノ、作詞、作曲、編曲

  • 生年月日: 1978年生まれ

  • 出身地: 神奈川県

 ハンバート ハンバートのほぼ全ての楽曲の制作を手がける中心人物です。早稲田大学在学中に、他大学の佐野さんと出会い、ユニットを結成しました。楽器演奏のマルチプレイヤーとしても知られ、CMやアニメ、テレビ番組への楽曲提供も数多く行っています。

佐野 遊穂(さの ゆうほ)

 
  • 担当: ボーカル、ハーモニカ、ティン・ホイッスル

  • 生年月日: 1976年生まれ

  • 出身地: 東京都

 透明感のある歌声が魅力のメインボーカルです。大学生の頃、佐藤さんに誘われたことがきっかけで音楽活動を始めました。当時は音楽にそれほど関心がなかったそうですが、現在はその独特の歌唱スタイルで多くのファンを魅了しています。また、温かみのあるナレーション仕事でも活躍されています。

ハンバート ハンバートの主なリリース曲

「おなじ話」(2005年

彼らの名前を一躍有名にした、初期からの代表曲です。男女が交互に、あるいは声を重ねて語り合うような構成のデュエットソングです。一見すると「どこにでもあるカップルの他愛ない会話」に聞こえますが、何度も聴き込むうちに、この二人はもう同じ場所(あるいは同じ世界)にはいないのではないか……という切ない喪失感や、死生観を漂わせる深みを持っています。

「虎」(2012年

ライブでも非常に人気が高く、多くのリスナーの心に深く刺さっている楽曲です。中島敦の小説『山月記』をモチーフにしていると言われており、「何者かになりたかったけれど、なれなかった」という人間の葛藤や焦燥感を歌っています。上手くいかない現実の中で酒を飲み、自分の中に潜む「虎(獣)」を飼いならせずに暴れ出しそうな、ヒリヒリとした感情をフォーク調のメロディに乗せています。

「ぼくのお日さま​」(2014年)

2024年に公開された同名の映画『ぼくのお日さま』の着想源にもなった、非常にメッセージ性の強い一曲です。「言葉がうまく言えない」という吃音(きつおん)を持つ少年の視点から描かれています。伝えたいことがあるのに喉でつっかえてしまうもどかしさや、それでも自分の中には豊かな世界(ロック)があるという誇りが、繊細な言葉で綴られています。

ハンバート ハンバートの公式SNSなど

公式サイト:https://humberthumbert.net/

公式X:https://x.com/humbert_info

公式YouTube:https://www.youtube.com/humbertchannel

公式Instagram:https://www.instagram.com/humberthumbert_official