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【映像】カメラが捉えていた「決定的証拠」
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SVリーグ】埼玉上尾メディックス 0ー3 群馬グリーンウイングス(12月29日・女子第10節)

【映像】カメラが捉えていた「決定的証拠」

 審判の判定を巡り、女子バレー選手2人が珍リアクションを披露。審判にタッチネットを指摘されると、塩崎葵葉が「触ってない」と驚きの表情。これを受けて、隣にいた仁井田子は「え、私?」とジェスチャー。真相が明らかになると監督やファンも失笑した。

 12月29日に大同生命SVリーグ女子の第10節が行われ、群馬グリーンウイングスは埼玉上尾メディックスと対戦。タッチネットの判定を巡り、珍しいシーンが見られた。

 第3セット0ー4と群馬がリードする場面、髙相みな実のサーブで始まった攻撃で、前衛の塩崎と仁井田が相手のスパイクを連続ブロック。さらに続いたラリーは、仁井田がツーで返すと、相手のレシーブがネット際に飛び、これを塩崎と仁井田が同時に打ち込んだ。実況が「(キャプテン翼の)ツインシュートのよう」と伝えたように、2人の動きがシンクロするスパイクが相手の無人のスペースに決まり、群馬がポイントを手にしたと思われた。

 しかし、2ndレフェリーの奥田真弓氏が、すかさず反則を宣告。おそらく、タッチネットを指摘されたと感じた塩崎は驚いた様子で「触ってない、触ってない」と事実無根を必死にアピール。すると、隣にいた仁井田が「え、私?」と自分を指さしていたが、塩崎は依然として「ノー、ノー、ノー」と、自身の潔白を懸命に伝えていた。

 しかし、この場面は相手の得点に。直後、坂本将康ヘッドコーチはチャレンジを選択し、事の真相を確かめたのだ。すると、そこには衝撃の事実が待っていた……。

 しばらくの確認があった後、大型モニターにも当該シーンが映し出される。なんと、スパイクで振り抜いた仁井田の指先が、わずかにネットに触れていたのだ。チャレンジは失敗となり、塩崎のタッチネットが疑われていたとして異を唱えていた坂本監督も、思わず「お前かよ…」と仁井田に対して失笑するしかない様子だった。

 この場面はSNSでも話題となり、ファンは「触ってたのはボビ!(仁井田の愛称)」「坂本ヘッド苦笑い」「ごめんなさいですけど、わたしも笑ってしまいました」とコメント。群馬らしい、ややコミカルなシーンにほっこりとしたようだった。

 なお、塩崎、仁井田が共に最後までコートで輝きを放った試合は群馬が埼玉上尾に3―0でストレート勝利。年内最後のゲームをパーフェクトな試合運びでモノにした。
ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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