「学生時代は『包丁だけは扱ってはいけない』と思っていた」

江川智晃さん
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━━包丁さばき、すごく丁寧ですね。

江川さん「全然、もう超不器用で。学生時代は『包丁だけは扱ってはいけない』と思って過ごしていたんですけどね。まさか自分が包丁を使うような仕事に就くとは。昔は図工や美術の授業でよく手を切っていましたし、成績も悪かったので」

 店で販売しているのは「一志SPポーク」。このブランド豚は、江川さんの母親が営む養豚場で飼育されたものだ。

━━他とは違う、こだわっている点はどこですか?

江川さん「環境もそうですが、一番はエサの配合です。漢方を入れて健康管理を徹底しています。エサを強くしすぎると臭いが出てしまうので、研究しています」

 漢方を混ぜた独自の飼料を与えることで肉質は柔らかく脂身の甘い肉になると江川さんは言う。出荷する豚もメスに限定している。

 この日は従業員と共に100kg以上のブロック肉をカットし、4時間かけて600パックを作った。

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