全国の中学生から大学生の保護者1800人を対象に行われた調査で、子どもが40歳時点での期待する年収を尋ねたところ、男子の平均は772万円程、女子は634万円程となり、男女間で140万円近い格差があることが明らかになった。1000万円以上の高年収を期待する割合も男子の方が高い一方、女子は400万円から599万円の層に期待が集中しており、令和の今もなお保護者の意識に子どもの性別によるギャップが存在する実態が浮き彫りとなっている。
「地元にいて」令和の今も残る性別による期待の差
“性別ガチャ”とも言われているこの問題だが、専門家は今の性別ガチャはより複雑で誰も当たりクジがないと指摘している。この問題について、ニュース番組『わたしとニュース』では、慶應義塾大学の中室牧子教授を招いて深掘りした。
ベネッセコーポレーション・NPO法人#YourChoiceProjectが行った今回の共同調査結果に対し、番組が取材した街の人からは「男女差がないはずなのに、ちょっとおかしい結果かなとは思う」(50代会社員・女性)「上の年代とかも色々ある中でのその数値だと思うので、そうだろうなっていう感じはする」(10代・大学生)といった声が上がった。
共同調査を行ったNPO法人#Your Choice Projectの古賀昌子代表は、子どもに対する保護者などのさまざまな声を聞いていると話す。
「婚期が遅れてしまうから浪人はしないでほしいというようなことを言われたとか、弟は割とどこを目指してもいいよっていう風に言われているけれど、自分は地元にいてほしいと言われたから地元にいるという子がいたりだとか、直接保護者の方じゃなくて親戚の方だったりもするが、『女子に学歴は必要がないから、無理して県外の大学とか行かなくていい』というようなことを言われたりだとか」と現状を明かした。
こうした性別による期待の差は、首都圏に住む人々からは「昔の話」と思われがちだが、依然として根強く残っているという。
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