【写真・画像】あおきえい監督、伝説の『喰霊-零-』第1話の真相を激白!緒方恵美が語る『エヴァ』アフレコ秘話 1枚目
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 ABEMAにて、1月9日(金)午後9時から『SHIBUYA ANIME BASE(#シブアニ)』#72が生放送された。ゲストにアニメ監督・あおきえい氏、天津飯大郎を迎え、アニメ情報を届けた。

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 「シブアニ名作劇場」のコーナーでは、あおき監督の代表作で、2008年に放送された『喰霊-零-』を特集した。本作のキャッチコピーは「愛するものを、愛を信じて殺せるか」。危険な悪霊と命を懸けて戦う退魔師・土宮神楽と、神楽が姉のように慕う高校2年生の退魔師・諫山黄泉という、家族以上に強い絆で結ばれた2人の悲劇の物語が描かれる。しかし、殺生石の力によって黄泉は悪霊に取り込まれてしまい、神楽に残された道は、愛する黄泉を自らの手で葬ることだった。

 放送から18年が経った今もなお名作として語り継がれる本作を、あおき氏が生解説した。 原作は漫画家・瀬川はじめ氏による『喰霊』で、アニメ『喰霊-零-』はその前日譚として制作された。アニメ化の話が持ち上がったのは、原作コミックスの1巻、2巻が発売されて間もない頃だったという。MCのハライチ岩井勇気が「前日譚を作るのは、辻褄を合わせるのが大変ではなかったですか?」と質問すると、あおき氏は「瀬川先生にもご協力いただき、許可を得た上で、できたものを逐一見ていただいて、違っていたら意見をもらうという形で進めていました」と当時を振り返った。

 さらに、アニメファンを騒然とさせた“第1話で登場人物が全員死亡する”という前代未聞の演出についても言及した。あおき氏は、「連載が始まって間もない頃で、作品自体は面白いものの、知名度の面ではまだ弱かった」「普通に作っても見てもらえないのではないかと考え、口コミで広がるような、視聴者を強く惹きつける第1話を作らなければならなかった」と語る。当時のKADOKAWAのプロデューサーに企画を相談したところ、「それならニセのキービジュアルを作ろう」「特戦四課のメンバーが1クール通して活躍する、というニセのインタビューを出そう」といった作り込まれた嘘を用意していたことも明かし、スタジオを驚かせた。

 おすすめのシーンとして挙げたのは「第12話の神楽と黄泉が戦う場面」。あおき監督は、「制作当初から、あえて悲しい音楽を流して、泣けるシーンにしたいと考えていました。その思いを音楽家の上松範康さんに伝え、『Reincarnation』という楽曲を作っていただいた」と制作秘話を披露した。

 最後にあおき氏は、「制作は大変でしたが、前日譚というアイデアはうまく機能したと思います」「今でも『喰霊-零-』が好きだと言ってくださるファンの方が多く、業界の方が作品を見て、次の仕事につながったこともありました。自分のキャリアの中でも大きな転換点になった作品です」と語った。

緒方恵美インタビュー
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