寿退社した妻の転職はかなり買い叩かれる

地方で「寿退社男子」が増加している理由
拡大する

 ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー 天野馨南子氏によると、寿退社男子は特に今、地方を中心に増えているという。

 背景には、地方から上京する女性が増え続け、若い男性が地方で余り気味になる中、上京した女性と地方在住の男性がマッチングアプリで出会うケースが増加している点が挙げられるという。両者が結婚すると「生涯の世帯所得を落とさないためにどちらが転職すると有利か」を合理的に考え、地方の男性が「寿退社」を選択するケースがあるというのだ。

 寿退社したという30代前半の男性Aさんも「世帯における妻の収入依存が上がったこと。結婚適齢期で寿退社した妻の転職はかなり買い叩かれる(いつ産休とるか分からないので)」と、寿退社男子が増えつつある現状について考察する。

 地方から女性も男性も流出していく事態に対し内田氏は「地域で育てた男性が結婚を機に女性の就労に合わせて首都圏に出ていってしまうということで、悩みを抱えている地域の企業もあるだろう。だが、個人の側から見ると『家族としての最適解』を探しているのだろう」と述べた。

(『わたしとニュース』より)

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