すると、1ー2と追いかける64分に待望の瞬間が訪れる。DFアダム・ジビガワに代わってピッチに登場すると、左での起用が多かった福岡時代とは異なり、3バックの右CBに入った。
収容人数が8万人越えのジグナル・イドゥナ・パルクでのデビューだったこともあり、緊張してプレーが堅くなっても不思議ではなかったが、安藤はファーストプレーから落ち着いてゲームに入ることに成功した。
その後チームが2ー2と同点に追いつき、迎えた90+1分には日本代表DFが身体を張った守備で絶体絶命のピンチを防ぐ。
ドルトムントDFエムレ・ジャンが最後尾からの攻撃参加でハーフスペースに進入してからゴール前に折り返すと、安藤が自軍ゴール前で滑りながらクロスをクリア。マークしていたドルトムントFWマクシミリアン・バイアーにシュートを打たせなかった。
ボールの当たり方によってはオウンゴールのリスクもある場面だったが、勇気を持って足を出したことが功を奏してピンチを脱した。
試合終了間際でのファインプレーはSNSでも多くの話題を集め、ファンからは「ナイスディフェンス!」「よく先触ったな」「個の守備の部分では普通にやれてたな」「安藤智哉がいい意味で厄介すぎる」と称賛の声が寄せられている。
安藤の好守備でザンクトパウリはピンチを耐えたかと思われたが、同点ゴールを決めていたFWリッキー・ジェイド・ジョーンズがボックス内でバイアーと接触してPKを献上した。
これをPKの名手であるジャンが冷静に沈めたことで、ドルトムントが土壇場で勝ち越しに成功。リーグ戦では無敗を維持する得意のホームで3ー2の勝利を飾っている。
(ABEMA de DAZN/ブンデスリーガ)


