東京・杉並区のアパート前で部屋の明け渡しの強制執行に訪れた男性2人が、住人である男に刺され、家賃保証会社の小栗壽晃さん(61)が死亡。東京地裁の男性執行官も襲われ、けがをして病院に搬送。命には別条はなかったが、刃物が背中に貫通した状態だった。
【映像】山本容疑者(40)が住んでいたアパートの部屋(実際の映像)
殺人未遂容疑の現行犯で逮捕されたのは、職業不詳の山本宏容疑者(40)。犯行後、山本容疑者は約600メートル離れた場所で、警察官に取り押さえられた。
捜査関係者への取材によると、山本容疑者は「自分の人生がどうなってもいいと思って2人を刺した。自宅を追い出されると金もないし、どうやって生きていいのか想像できず自暴自棄になった」と供述しているという。
今回の犯行が行き場のないがゆえの自暴自棄によるものだとするならば、そのセーフティーネットはどうなっているのか。訪れたのは、新宿にあるNPO法人Relight。ここは「見えないホームレス」と呼ばれる、インターネットカフェやマンガ喫茶で生活することを余儀なくされた人たちの支援をしている団体。その中には、今回のように家賃を滞納し、強制退去させられた人々も含まれている。
月200件の相談「見えないホームレス」増加の背景
