——しおはえーゆーの気を引くために結構狙ってあざといことをするじゃないですか。それがあんまりうまくいかないところも可愛らしさになっていますが、演技の塩梅としてはいかがでしょう?
久住:根本的にアホではあるのですが、私はなんでしおちゃんがアホって言われているのかずっとわからなくて……。今でも本当には理解していないのですが、しおちゃんの真骨頂って、明るくて優しくて人の心を思いやれるところだと思っています。
——原作漫画でも人助けのために奮闘するところが描かれていて印象的でした。
久住:過度にアホな子として演技することはあんまりなくて、本人はいたって真面目だけど結果的に行動がアホになってしまっているのだと思っています。ですので、お芝居としては真面目に一生懸命頑張るということが大元にありました。
しおちゃんは周りを見てバランスが取れる賢い部分もありますので、その部分もわかっていただけたらいいなと思いながらお芝居しています。
——役作りとしては結構苦労されたのでしょうか?
久住:演じるにあたって、(しおの)行動や感情に疑問を抱いたことはないです。ほかのキャラクターだったら言動を自分で汲み取っていく作業もお芝居の中にあるものですが、しおちゃんに関しては何か深い考えを必要としなかったです。きっと思考が似ているってことなのかなと思いましたが、演じるにあたって、感情がわからないことはなかったです。
——久住さんから見た浦尾さんのお芝居はいかがでしたか?
久住:すごく主人公という感じがするお芝居だと思いました。あと、これは浦尾さんが嬉しいかはわからないのですが、ちょっと捻くれている部分がそのまますごくよく出ていて……。
一同:(笑)
久住:主人公ってどこか一筋縄ではいかない性格をしている子たちが多いじゃないですか。その心の複雑さみたいなものが浦尾さんの性質とすごく似ているんじゃないかなって(笑)。
浦尾:えーゆーが斜に構えているかどうかは別として、俺は斜に構えてはいますね(笑)。あと、大切な幼馴染の前では基本カッコよくいたいということもあると思うんですよね。……俺も本当にそう思っていて。
久住:カッコつけちゃうんですね!
浦尾:(アフレコ現場の座席の)真ん中に座るよりも端っこにいる「俺、カッコいい」って、ちょっと思っていたかもしれない……。
久住:あはは(笑)。教室の窓際がかっこいいみたいなですか? そこを素直に言えるって面白さでもありますよね!
アフレコ裏話


