■ 女性政治家のみマスクで「支持」が低下

九州大学大学院の室賀貴穂准教授
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 マスクの着用が政治家の支持にどう影響するかについて、海外の研究グループと実験を行った室賀氏。実験の内容と結果について次のように説明した。

「全国の18歳から74歳の男女1500人を対象に、実在の著名な政治家、男性2人・女性2人の合計4名の写真に関して、マスクを着けている写真と、つけていない写真の両方を準備して、その写真をランダムに被験者に割り付けて、その政治家の支持に関して、どういう支持度だとか、魅力や賢さなど、そういった印象に関する質問をした」

「その結果として、特に女性の政治家に関してのみ、マスクをした時に支持が下がるという結果になっていて、その結果は男性の政治家では見られなかった」

 男性の政治家は、マスクの有無で支持の度合いが統計的に下がることはなかった一方、女性の政治家はマスクありだと支持の度合いが統計的に有意に、つまり男性と比べてはっきりと支持が下がった。

 ただ、印象についての評価は、いずれも明確な悪化は見られなかったという。

背景にある「無意識のバイアス」とは
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