■背景にある「無意識のバイアス」とは

マスクは「女性政治家に不利」に?
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 この結果の背景には何があると考えられるのか。室賀氏は、その背景について解説する。

「無意識のバイアスという、私たちの中で意識せずとも植えつけられてきているもの。例えば、生まれた時から『女の子だったら感じよくしなさい』とか、日本の社会だとどうしてもそういったことが言われがちだと思う。そういったことが根底にあり、女性があまり笑顔を見せないとか、別に笑顔を見せるか見せないかは、本来は政策実行力には関係ないはずなのに、でも笑顔を見せないと『この人は感じ悪いよね』みたいに思われてしまう社会があるとしたら、政治家に限らず、日常の社会でも起きている。そういったことが『女性なのに笑顔を見せないから、この人って嫌だな』と言って、支持しなくなるということがあるのかもしれない」

 この結果を受け、千葉氏は「いろいろな見方があるとは思いつつ、やっぱり女性は笑顔でいないといけないと思われているとしたら、それは一女性としてすごく悲しいことだなと思う」とコメント。

 さらに「このバイアスって、まず『ありますよ』と伝えることが重要だと思っている。そういう風に言われることによって、この方々は苦しんでいる可能性があるんだなと気付いて寄り添える社会でありたい。やっぱりバイアスに気付くというのは、いろいろな特性の方がいて初めて気付くこだと思う。男性、女性、そのほか性別をご自身でお話しされる方も含めて、いろいろな方が政治参画をしていくようになると、もっとこのバイアスに早く気付けるようになるのかな」と語った。

「“無意識のバイアス”で言うと、女性の方が苦しんでいるというデータは結構たくさんあるので、それを拝見するたびに、やっぱり女性が政治家になるのって大変なんだなとか、目指していたけど諦めそうになる方もいるんだろうなと思うと、もっとポジティブなデータもいつか見られる社会になってほしい」

(『わたしとニュース』より)

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