——個人的には、山田が市川に「LINE教えて」と聞くシーンのお芝居が白眉だと感じました。本当に心にある心情を震えながらも声にして伝えている感じが伝わってきて……!

羊宮:事務所に所属するまでの数年間、個人的に自分の声の研究をずっと続けていたのですが、奈ちゃんはこの声で大丈夫という合格をいただいてからは、気持ちで突っ走れたと言いますか。

 「どうしてそこで泣いているの? 笑っているの?」と周りの人から思われがちな子ですが、実際はすっごく考えている子なので、そのときどきの感情に私が全力を注げるようにできたことで、そのように感じていただくことができたのかなと思いました。

堀江:すごい引き出しからアプローチしてきても、それが逸脱することなくちゃんと山田なんですよね。羊宮ちゃんは、なんでしょう、肝の据わり方と言いますか、エキセントリックな役者さんだなと思います(笑)。

——今回の劇場版では新作シーンがありますが、久しぶりに市川と山田を演じるアフレコはいかがでしたか?

堀江:(当時のアフレコを)思い出せるかなという不安はありましたが、山田の声が聞こえてきて市川になれたという感覚が強くありました。第一声を発してからは、すごくスムーズに収録できましたね。

羊宮:私も特に準備などなく、もともとすっと入れる感じはしていたのですが、現場で市川くんと並ぶことでここでしか演じられない杏奈ちゃんが出てきてくれて。本当に(自分の中に)ずっと住んでくれているんだなって思いますね。

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 堀江と羊宮の演じる等身大の中学生らしい、心から応援したくなるような市川と山田の恋模様を、ぜひ劇場で見守ってほしい。

取材・テキスト/kato
(C)桜井のりお(秋田書店)/僕ヤバ製作委員会

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