このオープニングから飛び出した日本人同士の攻防に、日本のファンからは「日本人だけ得」「イヨ人気すごいな」という声が多く寄せられる。ベビーのイヨ、ヒールのジュリアという明確な対立構造の空気を作る彼女のヒールムーブについても、「ブーを貰った」「いいぞジュリア・ヒールムーブ」「イヨのエモ真似して草」といった意外な反応が相次いだ。WWE本場の観客から明確なブーイングを獲得できたことは、ジュリアのヒールキャラクターが浸透しつつある兆しとして、日本人には好意的に迎えられたようだった。
その後の試合は、キアナのヒールワークでイヨが長時間捕まる中盤を経て、リアの登場で形勢が逆転。終盤にはキアナの“401K”からジュリアの“アリヴェデルチ”という連携技が炸裂し、王座交代が目前に迫ったが、これをギリギリでリアがカット。最後はリアの“リプタイド”にイヨの“オーバー・ザ・ムーンサルト”が続き、ジュリアから3カウントを奪ってRHIYOが防衛に成功した。
試合には敗れたものの、ジュリアのヒール覚醒の予兆と、怪我からの復帰で徐々にベストコンディションを取り戻しつつあるフィジカル・モンスター、キアナの能力がタッグチームとして機能しはじめ、コンビ結成以来最高のパフォーマンスを発揮。ジュリアは試合前に、タッグ王座獲得から保持するUS女子王座とレッスルマニアでのトリプルクラウン達成への野心を語っており、今後の女子戦線での勢力拡大の可能性を示した。女子チェンバー予選も控える中、タッグ戦ながら実現した日本人対決という特別な構図が、新たな物語と可能性を感じさせる一戦だった。
(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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