衆議院選挙で大敗した中道改革連合は11日、議員総会を開き、13日に代表選を行うことを決めた。
総会で大きな問題となったのは比例名簿の扱いだ。今回の衆院選では、比例名簿上位に記載された公明党出身者が全員当選したのに対し、立憲民主党出身者の多くが比例復活できずに落選し、不満の声が出ている。
辞任する野田佳彦共同代表は冒頭、「代表選の前に、きのうからきょうにかけて斉藤共同代表と原則の確認をした」として、次回の比例名簿の扱いについて語った。公明は比例、立憲は小選挙区という住み分けは、結党や選挙戦略を組んだ段階で決まっていたと釈明したうえで、「残念ながら小選挙区で戦った皆さんが重複立候補しても復活の可能性がなくなってしまったところが出ました。そうすると次の総選挙で重複立候補しても勝てない可能性があるならば、それは政治家として歩んでいこうという意欲がなくなってしまうし、例えば有為な人材がいたとしても、比例復活をして一回その段階を踏んでから小選挙で勝てるようになるというようなステップを踏むこともできなくなってしまう。将来の展望が全くないまま今街頭に立てと言われてもやる気がなくなってしまうんですね。そこはご理解をいただいた上で、比例復活の機会を最大限増やすように努めていこうという原則を確認させていただきました」と述べた。
この「次回衆院選は比例復活の機会を最大限増やすよう努める」という方針はすんなり受け入れられなかった。
出席者から「“最大限”という表現は、おそらく曖昧な形にされたのかなというふうには思いますけれども、やはりこの寒い中で頑張っていらっしゃる落選者の方々に対しては、やはりそこは明確に、もう少しはっきりとおっしゃっていただいた方がいいと思います」という意見が出ると、野田氏は「昨日の夕方から先ほどまで(斉藤共同代表と)ギリギリやってきた中での最後の合意したところがこの一地点であります。現時点で間に合った合意はそことだと、それを踏まえて新しい執行部にも意見を伝えていくということで、これはご理解いただきたいと思います」と答えた。
納得しない別の出席者が「今日ここにいらっしゃる方は全員当選して戻ってきている方々なんですが、日本中の大勢の落選している方々のことを考えますとね、本当にこれでいいのかなというちょっと懸念がございます。最大限という言葉はよく理解できますが、例えば今回と同じアレンジメントで次の総選挙に臨む可能性もあるのかどうか、その辺に関してもう少し踏み込んだご発言をいただけないのか。それとも今度決まる新しい代表の下で決めてくれというご意見なのか」と質問。
野田氏は「今回比例復活できなかった皆さんの意見もいっぱい聞きながら“最大限”という言葉を選ばさせていただきました。その思いというのはこれからも引き続き新しい執行部の皆さんにもお伝えをしていって、具体的にどうするかを確立していただきたいと思います」と答えた。続けて斉藤共同代表は「ご意見大変重く受け止めております。今、野田代表がおっしゃったことにつきますけれども、最大限その機会が増えるように今後努力をするという、今日その合意をさせていただきました」とだけ述べた。
出席者はまだ納得せず「大原則として、全員が同じ中道の候補者として、次回平等に扱われるということで理解していいんでしょうか」と質問。
これに対し野田代表は「全て“最大限”で合意したということです」とだけ答えた。(ABEMA NEWS)
この記事の画像一覧
