アスリートたちの居場所を作る
池谷はここから“仕掛ける側”に回る。現役を引退したアスリートがパフォーマンスを行う舞台「SAMURAI ROCK ORCHESTRA(サムライ ロック オーケストラ)」を立ち上げたのだ。
しかし、この時に大きな金銭トラブルに巻き込まれた。当時の支援者が公演のために集めた資金を持ち逃げ。池谷は借金を抱えてしまう。その後も「SAMURAI ROCK ORCHESTRA」の運転資金として銀行から借り入れを続け、返済額は1億2000万円に。
常人であればとっくに心は折れている。それでも続けるのは、池谷の中に揺るぎない決意があるからだという。
池谷「自分たちみたいに体操とかいろんな競技をやってきた人たちが、こういう場で活躍して、皆さんに応援してもらって、それで生活していけるような場所を作りたいのが一番です。『俺はこれ(SAMURAI ROCK ORCHESTRA)をするために生まれてきたんかな』と思っているくらい。俺もオリンピック選手になってたら、違う人生だったんかな。でもね、ここにいるのはそういう人たちなんですよ」
栄光と挫折。「SAMURAI ROCK ORCHESTRA」は同じ境遇をもつ池谷だから作れた、アスリートたちの居場所だ。
所属パフォーマー 渡邊麻衣「現役後に『じゃあ就職』となった時にほとんどの人が競技を辞めてしまう。だからこういう舞台やイベントができる環境はすごくありがたいです。『あ、まだ続けてできるんだ』という気持ちになれるので」
所属パフォーマー 木牟禮詢「いろいろなことを経験させてもらって、様々な方と繋がりを持てました。本当にありがたい場所です」
キッチンカーを走らせながら、これからも舞台公演を行い続ける池谷。今後の目標は…
池谷「もうすぐ2025年の決算が出るんですよ。もしかしたら初めてトントンまで行ってるかもしれない。このSAMURAI ROCK ORCHESTRAをまず日本全国で知ってもらって、専用劇場を作って。日本に来る外国人たちが『日本で見るショーといえばこれだよね』という位置付けにしたい。それをやった暁には、文化勲章みたいなものが欲しい」
(『ABEMA NEWS』より)

