——『銀八先生』と『吉原大炎上』では世界観が違いますが、日野さんご自身の準備の仕方というのはどちらも変わらなかったのでしょうか?
日野:『銀八先生』の場合は最初から神威が不良という感じのスタンスでいるのですが、『銀魂』の方だとより無邪気な可愛らしい部分が垣間見えたりもするので、そういったところの違いはありました。
ですので、『吉原大炎上』の収録の時も、第一声は自分の中では高く、声を神威に調整して演じたつもりだったのですが、スタッフさんから「ちょっと渋いですね」と言われて(笑)。それでしばらく声の調整をさせてもらってからやりましたね。
——TVアニメシリーズだと「吉原炎上篇」が神威の初登場回でしたね。
日野:私が声を当てさせてもらったという意味では初登場です。エピソードだけなら「吉原炎上篇」よりちょっと前に出てはいると思いますけど。
——今回、劇場版の収録にあたって、本編TVシリーズの「吉原炎上篇」はご自身で見返したのでしょうか?
日野:はい、家で自分の声を聞きながら、当時の自分がどのように演じていたのか練習したりしましたね。
——セリフも微調整で違う部分はあれど、同じところも多いですよね?
日野:まるまる一緒ではないのですけど、「吉原炎上篇」の中でのキーとなる見せ場であったり、セリフであったりというのは、基本的に引き継がれています。ですので、それをちょっと予習して……みたいな感じですね。
——その当時の気持ちを思い出したりはしたのでしょうか?
日野:そうですね、当時は若かったですし、その若さなりに何も分からずガムシャラに突っ込んでいけるようなところが、神威とも重なっていたのかなと。で、鳳仙役の銀河万丈さんの胸を借りて、もう無我夢中に向かっていけるみたいなところは、当時の自分と神威はすごくリンクしていたかなと思います。
あの当時のそういう初々しい気持ちみたいなものを、また今の年齢になって出せるかな、とかいろいろ考えはしましたね。
「鳳仙と向き合えるワクワク感」

