アリスターのメタル調テーマとともに、スモークの中を這いずり回るクセの強い登場も夫譲り。白黒と綺麗に分けられたヘアスタイルはこれまでと一緒だが、別人のように虚ろな目で、リングイン後もリングの感触を確かめる「ヤバい奴」と全くの別人状態に。ファンから「ゼリーナ入場から魅せるな」「雰囲気ある入場だ」と高評価の声が上がる一方で、「アニメ・キャラコス時代の方が好きだった」との声も出て、ブラックテイストの新キャラは意見を二分した。

 試合はゴング直後から3選手が丸め込みとクイックフォールを狙い合う横並びの展開から入り、ジュリアが打撃とスープレックスで流れを掌握。ジュリアが仕掛けたスーパープレックス未遂から3人を巻き込む攻防へ発展し、アレクサのキャノンボール、ゼリーナのメテオラと局面が続く。特にゼリーナは複数回のニアフォールを奪いながらも仕留め切れない展開が続いた。

 終盤、ジュリアがターンバックルに膝を打ちつけて動きが鈍化。その隙にアレクサがコーナーからのムーンサルトプレス「ツイステッドブリス」を狙うと、ジュリアは膝を上げてこれを迎撃。直後にゼリーナが「コード・レッド」(ラ・ミスティカ式フランケンシュタイナー)でジュリアを捕らえ勝利目前まで迫ったが、今度はアレクサが阻止。さらにはジュリアがアレクサへ「ノーザンライトボム」の決定打を放つが、これもゼリーナが妨害と次々と3人の攻守が目まぐるしく入れ替わる。

 最終局面ではジュリアを場外に排除しゼリーナが主導権を握ったかに見えたが、リング中央で新キャラを誇示するようにマットへヨガポーズのように背中を付けるパフォーマンスで隙を生み、突進をカウンターで待ち構えていたアレクサの「シスター・アビゲイルDDT」を叩き込まれスリーカウント。これでアレクサが「エリミネーション・チェンバー」への出場権を確定させた。

 一方、新ペルソナを披露したゼリーナは初戦を落としたが、試合内容とキャラ変のインパクトで反響を呼んだ。とはいえ「SmackDown」ではジュリアの持つ女子US王座を狙う実質上のライバル、同じく同王座を狙うアレクサとの三つ巴という構図は変わらず。タイトルを巡り「チェンバー」後の新たな抗争の火種を感じさせる激しい試合内容だった。

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