■埋め尽くされる看板と「年齢制限」
現代の公園を象徴するのが、所狭しと並ぶ禁止事項の数々だ。東京科学大学の北村匡平准教授は、国内外の公園調査をもとに、日本の公園の現状に強い危機感を示している。
「2000年代以降からとにかく禁止事項の張り紙や看板がたくさん増えた。場所によっては服装も指定されていて、自転車やボールは禁止が多いので子どもたちにとって、楽しくない場所になっている」。
北村氏によれば、こうしたルールの厳密化には歴史的な背景がある。かつての「児童公園」は、1990年代の法改正を経て、幼児から高齢者まで全世代が利用する「街区公園」へと役割を変えた。その過程で、かつての箱型ブランコなどによる死傷事故や訴訟問題が相次ぎ、管理側はリスク回避に走ったという。
特に日本特有の現象として北村氏が指摘するのが、遊具に貼られた「年齢制限シール」だ。「2002年ぐらいから公園施設業団体が年齢別シールを作った。3~6歳、6~12歳というようにゾーニングしていく。これは(世界でも)すごく珍しくて、海外にあまりない」。
こうしたガチガチの管理体制に対し、EXIT・りんたろー。は「公園で犬の散歩をしている時、ちょっと芝生に入ったら管理のおじさんが飛んできて『ちょっとすいません。入らないでください』となった。そこにお金が投じられていて、24時間ではないかもしれないが管理がされている」と、過剰とも思える管理の現状を自身の経験から語った。
一方で、公園に隣接して暮らす住民にとっては、子どもの声は単なる微笑ましい日常では済まない深刻な問題となっている。番組には、公園の騒音に12年間悩み続けてきたたまごさんが出演し、その苦悩を告白した。
「ある程度はもちろん許容すべきだが、子どもの遊び場なので平日は保育園(の子どもたち)が、入れ替わり立ち替わりで来る。公園も空き地くらいのコンパクトなスペースだが、運動会シーズンになればマイクやスピーカーを持ち込んでダンスの練習をしているので『ここでやらないで』とも思う」。
また、VTRに登場した亀井さんも、子どもの声だけでなく大人のマナーについても指摘している。
「(子どもが)悲鳴のような大声、金切り声でキーキー叫んだり、遊具とかを石とか棒とかでカンカンひたすら叩いてずっとその音が続いているという事があった。公共の場だからこそ何をしてもいいんだ!ではなく、使わせてもらう立場なのだから周りの人にも迷惑が掛からないように気を使って欲しい。(行政も)管理ができないのであれば、そこは公園をなくすしかない」。
■子どもが自由に遊ぶ「プレーパーク」も
