■豪華キャスト・クリエイター陣が登壇、緒方恵美が本音と感謝をファンへ

 ライブ後、ステージには豪華ボイスキャストとクリエイター陣が登壇した。登壇したのは、緒方恵美(碇シンジ役)、林原めぐみ(綾波レイ役)、宮村優子(アスカ・ラングレー役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、山口由里子(赤木リツコ役)、石田彰(渚カヲル役)、立木文彦(碇ゲンドウ役)、岩永哲哉(相田ケンスケ役)、岩男潤子(洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ役)、長沢美樹(伊吹マヤ役)、優希比呂(日向マコト役)、大塚明夫(高雄コウジ役)、大原さやか(長良スミレ役)、伊瀬茉莉也(北上ミドリ役)、勝里(多摩ヒデキ役)、山寺宏一(加持リョウジ役)のキャスト陣と、庵野秀明、鶴巻和哉、前田真宏らクリエイター陣である。

 それぞれがファンに向けて熱い想いを語った後、座長である緒方は「この作品が、TVシリーズ初の主役で、本当にありがたい30年でした。本作は、各セクションの人が緻密にやってきているから、この作品がリアリティをもっているんだなと思います。その一番真ん中に立たせてもらったのが私です。さっき高橋さんのライブを観ていて、洋子ちゃんの歌もそうですが、『エヴァ』の映像を観る度に、いつもひとりでこっそり泣いているんです。心細くて、ずっとひとりでスタジオの真ん中にいて、それが求められる役だったんですが、ずっと心を閉ざして、役者さんともしゃべらないようにして。ひとりでそこにいた時間とか、色んなことが全身の細胞にリアルに返ってくるんです。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が終わった時にも『私だけひとりフィルムの中に取り残された気持ち』と話していましたが、今でも自分だけが、14歳の気持ちのままで残っているというのが今日も思い知らされました。これからもこの気持ちをずっと繰り返して、ずっと持って行くんだろうなと改めて思いました。でもそれが私にとってのエヴァの呪縛で、それがあるから今も若い役をやらせていただけているんだなと心の底から思います。今でもこの気持ちを抱えて、ここに立てる。またシンジとして芝居ができて、それを見てくださったみなさんと共有ができたというこの時間、本当にありがとうございました。」と涙ながらに本音を吐露。明日は座長としての「締めの言葉」を観客と約束した。

 続いて庵野秀明は「色々言おうかと思いましたが、緒方の良い話を聞いた後だから…、悪かったよ、ごめんよ。」と声をかけ、会場からは笑いが巻き起こった。さらに「高橋さんのライブを観ていましたが、会場の熱気がすごいなと感じました。30年経ってもこういうことができる作品となっている『エヴァンゲリオン』というアニメーションは、幸せな作品なんだなと今日も改めて感じました。ありがとうございました。」とファンへの感謝を述べた。

 その後、本イベント限定で上映された約15分の短編アニメ「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」が公開された。庵野秀明が企画・脚本・総監修、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で作画監督を担当した浅野直之が監督を務めた同作の上映後は、観客から熱烈な拍手が送られた。

 横浜アリーナで開催された同フェスは、スタジオカラー所属クリエイターの総合演出により、展示周遊エリア「EVA EXTRA 30」とステージエリアに分けられて実施された。展示エリアでは制作資料の展示や来場者参加型の体験コンテンツ、記念グッズを扱うOFFICIAL STOREやファンズマーケットが展開されたほか、本公演はオンライン配信も実施され、会場外のファンもその熱狂を共有した。

(C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/EVA製作委員会

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タイトル:『EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』
『EVANGELION FLASHBACK』+短編アニメ『エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行』
日程:2026年2月21日(土)~23日(月・祝)
公式サイト:https://30th.evangelion.jp/fes

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