田村議員「総理、総理、総理に聞いてます」

高市総理
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 田村議員は納得いかない様子で「外務大臣の先ほどの答弁はアメリカとイスラエルの代弁のような答弁なんですよね。国連憲章51条まで持ち出す。ちょっと驚きました。日本の立場どうなってしまうのかと。イランの核開発、これ許されないの当然なんですよ。しかし、それは外交交渉によって解決すべき問題で、現にイランはアメリカと核開発問題での協議を行っていた、その最中だったんです。仲介国のオマーンはイランが攻撃される直前に『イランは国際原子力機関(IAEA)の査察の全面的な受け入れる』ことを国際社会に言っています。協議は建設的に行われているということも国際社会に対して、仲介国のオマーンは発信をしていたんです。その最中の先制攻撃なんです。これはアメリカに対して国際法違反の先制攻撃、直ちに中止をすると。そして、双方が外交による解決の道に立ち戻るよう働きかけるべきだと思います。いかがですか?」と追及した。

 茂木大臣は「先ほども公平に申し上げたつもりでありますが、この国連憲章に関しましては、イランも国連憲章51条に基づいて行動しているということは先ほどの答弁で申し上げまして、これはイスラエル・米国のみについて申し上げたわけではない。アメリカは必ずしもオマーンの発言を肯定しているわけではない。日本として、当事者ではありませんが、協議については相当な隔たりがある、これが多くの国の認識ではなかったかなと考えております。同時に、今回のイランに関する事態に関しまして、G7はもちろん、湾岸の周辺国を含め、米国及びイスラエルに対する攻撃について明確に非難をする発信は少なくとも私の知るところではないと思っております。また、緊急の安保理事会開催をされましたが、非難を行ったのはロシアそしてパキスタンの2国だけだったと承知をしております。一方で、イランによる周辺国への攻撃については多くの国から批判の声が上がったと承知しております」と説明した。

 田村議員は 「グテーレス国連事務総長は、アメリカ・イスラエルを批判していますよ。もちろんイランに対しても自制を求めるという立場表してますけれど、批判してますよ。ブラジルなども(アメリカ・イスラエルを)批判してますよ。先ほど『協議中で協議の隔たりがあった』と。隔たりがあったら先制攻撃していいんですか? それじゃ外交交渉なんか成り立たないですよ。重大な発言ですよ。総理ね、米国に先制攻撃を一切批判できないのかと、それでいいのかが問われています。先に攻撃した方を批判することなしに、そしてその国に対して攻撃やめろと言わずして、どうして戦争を止められるのかなんです。子どもも犠牲になっています。今も被害は広がっています。中東地域に戦争を拡大することも防いでいかなければなりません。一刻も早く戦争を止めるためには、先制攻撃を行ったアメリカとイスラエルに『その攻撃をやめろ』と働きかける。そして双方が外交交渉に戻るよう働きかける。総理、いかがですか? 必要では。総理に聞いてます。最後1問ですから、イラン問題を、総理、答弁ください」と再び迫った。

 しかし坂本委員長「いや、もう一度、外務大臣、茂木敏充君。総理にも答弁してもらいます」と進行し、田村議員は呆れたような表情を見せた。

 茂木大臣 は「先ほどから申し上げておりますように、国連憲章51条、これでは先制攻撃というのは認められておりません。それから、グテーレス事務総長の発言は、よくご覧いただきますと、『事態が深刻化していることについて強い懸念を持っている』と発言をされてると思います」と回答した。

 田村議員は「総理、総理、総理に聞いてます」と繰り返し、共産党の辰巳孝太郎議員も「委員長は先ほど『総理あとで』とおっしゃいました。指名してください」と指摘した。

 これを受けて坂本委員長は「内閣総理大臣、高市早苗さん」と指名。

 議場がざわつく中、高市総理は一旦立ち上がりかけたが「質問を…」と田村議員に投げかけ、田村議員は「いや、質問は先ほどしました」と発言。

 坂本委員長は「いや、もう一度、田村智子さん」と再度指名。

 田村議員は「先制攻撃を行っているアメリカとイスラエルに攻撃中止を求めて、双方が外交交渉に戻るよう求めるべきではありませんか?」と質問した。

 高市総理は「日本としては、アメリカとイランの交渉については強く支持をする立場でございました。残念ながらその交渉がうまくいかず今の事態に至っております。けれども、外交の詳細は申し上げられませんが、茂木外務大臣も、そして経済産業大臣も、また小泉大臣も、私自身も、今週、そして来週、様々な形で外交日程、沿岸国も含めて各国の方々と意見交換をする。そしてなんとか中東地域の平和を取り戻す、そのための精一杯の努力をする予定を組んでいる。もしくはもうすでに始めている、こういった状況でございます」と回答した。

 田村議員は「結局、一切先制攻撃を批判できない、これ極めて重大だと思います。戦争を止めるためには、先制攻撃してる側にその攻撃をやめろと求めるべきだ、このこと、強く申し上げたいと思います」と述べて次の質問に移った。

ABEMA NEWS)
 

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